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2017年11月29日 | Posted by ギャラリーチーム

エプサイト 道原裕写真展 「中有」

みなさんこんにちは
秋も深まりましたね。おいしいお酒達が益々おいしい季節で食欲がとまりません♪

さて、ただいまエプサイトでは道原裕さんの写真展「中有」を開催しています。

20171117_タイトルの「中有」とは、「往生要集」の中にある言葉で「生命のあるものが死んで次の生を得るまでのその中間の存在」とのことです。

道原さんの作品をブックで初めて拝見させていただいた時のインパクトは忘れられません。モノクロームで一枚一枚精緻に仕上げられたプリントには、数々の得体の知れないもの達が実に不穏な佇まいで写っています。日常の中にひっそりと佇む不気味な光景。この世からあの世へ通じる裂け目のようにも見えて、引きずり込まれるような怖さを思わず感じました。
また、今回の作品は「死」がキーにもなっています。道原さんの心の奥底に澱のようにたまっていた身近な人の死の情景、また原爆や地震など周囲の人が体験し語った死の景色。「中有」という言葉に着想を得た道原さんは、日ごろ撮ってきたショットを見返して、ひとつの作品にまとめました。

道原さん昔から道を歩いて物を見たり観察するのが好きでした。「ほら、あそこ、こんなふうに見えるね」なんて周りの人に話しても上手く伝わらないこともあって、、でもカメラを使うと、自分が見て面白いと感じたことを形にして人に伝えられると思ったのです。

例えば子供の頃に天井の木目やシミがジワジワと人の顔に見えて、怖くなったといった経験など、日頃目にするものが、急に別のものに見えてくることってありますよね? 道原さんの作品にはそういった感覚に通じるものが見てとれる気がします。

道原さん:写真を撮る、また写真を見るということは、自分が経験したり見てきたものを重ねて味わうこと。写真の原理とはそんなことではないかと思っています。

2▲こちらの写真は、なんとエプサイトのある新宿三井ビルの一角にあった点字ブロックを接写したもの。踏み固められ、このような姿に。道原さんの目はこういったものを見逃しません。地獄に生まれた中有の姿を「焼けぼっくい」に見立てた先人の想像力。道原さんも想像を巡らし、身近な物の細部に「中有」を見出しました。

話は変わって、少しプリントの話を、、 今回作品は全てモノクロ。ハーネミューレのファインアートバライタという用紙を使用されています。この重厚かつ精緻な描写が道原さんが見出した「中有」の世界をより濃厚に伝えているような気がします。

道原さん:この用紙の手触りが気に入りました。手触りや質感はとても大事です。プリントのいいところはじっくり見ていられることだと思います。モニターでは長くじっとは見ていられないので。この作品のトーンはハイコントラスト過ぎてもダメ、のっぺりしていてもダメ。完成形のプリントに落ち着くまで時間はかかりましたが、プリント作業は面白かったです。

Pb201216▲道原さんをギャラリーで記念撮影。作品とは対象的にこんなに爽やかなお兄さんです。蝶ネクタイがお似合いです♪

「写真の見方に正解はない、自由に見て欲しい。」と語る道原さん。ぜひギャラリー「中有」の世界を感じてください。濃密な空間が待ってます。

道原さんの展覧会は11/30まで。みなさんのご来場を心よりお待ちしております。

(オギー)

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