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2017年09月05日 | Posted by ギャラリーチーム

エプサイト 猪俣肇写真展 「something-invisible」

こんにちは
あっという間に夏が終わり、9月を迎えてしまいました。
今年の夏、東京ではそれにしてもジメジメ暑いばかりで晴れ間の少ないさびしい夏でしたね。思わず風邪をひいてしまいました。

さて、エプサイトでは只今、猪俣肇さんの写真展「something-invisible」を開催中です。この展覧会はエプサイトのスポットライト対象展に選出されました。エプサイトのスポットライト制度は2010年からスタートしましたが、ギャラリー規約の改定により、今回の猪俣さんが最後の選出作家となります。

猪俣さんの作品ですが、被写体の多くは、誰もが日常の中で見たことがあるような物や場面。それを独自の視点やアングルで捉えています。

20170817_▲今回の写真展の告知用メインビジュアル。 私には最初、木の実かコーヒー豆に見えたのですが、一体何でしょう??

猪俣さんは、写真以外のお仕事をしながら、作品の創作を続けています。
カメラを持つきっかけとなったのは、実はお仕事を通じて、とのこと。 

猪俣さん:日頃は道路の整備に関わる仕事をしています。壊れたガードレールや補修が必要な道路があった場合、まずは工事申請のため、現場の写真を撮るのです。 どのように壊れているか状況を正しく伝えられるよう、アングルや撮り方を考えたりしています。

珍しいというか、面白いきっかけですね。 そういえば以前「現場監督」というカメラがあったような、、、
そんな猪俣さんが、仕事の写真ではなく、本格的に写真を始めたのはデジタル一眼レフを手に入れた2003年頃から。その後、2008年頃からメーカーが主催するいくつかのワークショップに参加。さまざまな人と交流する中で、写真に対する考えを深めていきます。


猪俣さん:同じ場所に立ち、同じ物に視線を向けていても、人によって捉え方や見え方が違う。「表現としての写真」の強みはそこにあると思うのです。だから僕は特別な場所を撮るのではなく、身の回りのものを自分の視点で撮っています。 

猪俣さんのステートメントから一部引用します。

”この写真たちが特別なものとは思わない
 けれどこの写真は自分にしか撮ることができなかった

 誰かに自分の代わりはできない″

32somethinginvisible

Photo▲公募展・選考委員のフォトキュレーター・小高美穂さんは、猪俣さんの作品に「自分の心象を撮っている。自転車のカゴを真上から見たカットがあるが、こういう視点の面白さがある。この方は、対象をあるがままに見るのではなくて、自分が見たいように見ている。」とコメントされています。

猪俣さんの作品のもう一つの特徴として、モノクロである、しかも強めのトーンで仕上げられている、ということが挙げられます。

猪俣さん:物の形とか被写体の本質を表現するには、モノクロのほうが向いていると思っています。カラーだとどうしても色の印象が際立ってしまうので。また、モノクロだと、見ている人がかつて自分が見た記憶の中の景色と重ねて作品に向き合う傾向があります。「どこかで見たことある」といった感覚になりやすいと言うか、、、
プリントに関しては、60年代~70年代の日本の写真家たちのモノクロのトーンに影響を受けているところはあります。あの頃の作品は今見てもとても強い印象ですよね。自分の作品も、時代を超えてそういったパワーを持って欲しいと思っています。

Photo▲猪俣さんをギャラリー内で記念撮影。 作品の強い雰囲気から実は私、もっと怖そうなお兄さんを想像していました、、、 とても穏やかで紳士的なお人柄です。 ギャラリーの入り口側壁面(白い壁)には、2Mを超す巨大プリントを展示! 猪俣さんが悩みに悩んで決められた今回の作品の並べ方。 写真展独自の作品の見せ方を考えての構成となっていて、考えさせられるものがあります。

9月2日には北島敬三さんをお迎えし、トークイベントを行いました。
●アーティストトーク 北島敬三 x 猪俣肇

猪俣さん:北島さんがどんな風にこのギャラリー空間を見るか、、、 公開処刑みたいです。

P9020955_2▲トークイベントの様子、北島敬三さんと言えば夏はアロハシャツスタイル。猪俣さんもそれにちなみ、当日はダブルアロハシャツでした。

トークイベントでは猪俣さんの過去の展示作品や雑誌「日本カメラ」のコンテストで入選した作品をプロジェクターで投影。 北島さん曰く、「猪俣さんの作品は当時からそんなに変わらない、独自のスタイルが感じられる」、とのこと。 ZINの制作ひとつとっても、妥協なしで自分が良しとするものを求めて行動し、形にする猪俣さんを「相当しつこい人」と笑って評していましたが、それは写真作家として、最高のお褒めの言葉ですね!

猪俣さんの展覧会は9月7日(木)まで。 会期残り少なくなってしまい、名残惜しさいっぱいです。

皆様のご来場を心よりお願い申し上げます。

(オギー)

猪俣肇写真展 「something-invisible」

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