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2014年04月19日 | Posted by CPMD

エプサイトギャラリー・橋本大輔写真展「まばたき」

こんにちは、ギャラリーチームです。
今回は、橋本大輔さんの個展「まばたき」をご紹介します。

まばたきを漢字を使って表すと「瞬き」です。そう、一瞬の“瞬”を使うくらいですから、本当に短い時間のことです。
カメラのシャッターを切る行為は、この瞬きに似ています。「時間を止める」「時間を切り取る」道具であると言われるゆえんですね。
ほんの瞬きの間に過ぎ去ってしまう時間、一瞬で消えてしまう時間、それも自分にとって掛け替えのないものである程、どうにかして残しておきたいものですね。実際に、多くの方の写真を拝見し、話を聞いてみると、「二度と来ないこの瞬間を残したくて写真を始めました」という方が非常に多いのが現実です。しかし、乱暴に言ってしまうと、シャッターさえ押してしまえば総ての写真は“一瞬を記録したもの”---。問題は、果たしてそれらが観る人の心に“時間”を意識させられるのかどうか、ということ。その点を、橋本さんは非常に巧みに表現しています。

橋本さんは、「まばたき」というテーマを念頭に、街を歩きながら感性に任せてスナップしています。そして、撮り集めた写真データをPC上で確認しながらもう一度自分のイメージに照らし合わせて再構築し、それをプリントとして最終的な形に変換していきます。時間の持つ微妙さ、儚さ、不安定さは、橋本さんが施すトリミング、ぼかし、彩度調整などの手法により見事に表現され、観る人に強い印象を残すのです。

とくに、画面から外れていこうとする人間を入れた緊張感のある構図は、時の流れ=物語が写真から想起されるすぐれた表現になっています。

ギャラリーに掲出されている橋本さんのステイトメントから引用します。

「・・・多少の差があるとはいえ、ひとりひとりの時間は宇宙にとってのまばたき1回程度。それでもすべてのいのちは、その構成要素として自然にうまれたもの。すべてが必要とされて生きている。いずれは等しく交代の時を迎えるが、その入れ代わりが宇宙のいのちを築いていく。
大いなる明らめ。それが人を優しくさせる。
そして今、妻の身体に新たな命が宿っている」

明らめは「あきらめ」と読みます。諦めではありません。橋本さんによると、「あきらめ」とは本来は、物事を明らかにして納得し受け入れるということだそうで、辞書を引いてもちゃんと“明らめ”が出てきます。
同じ時を生きている者同士であれば、どんなに意見が合わない相手であっても、優しく接することができる。時間を宇宙感覚で大きく捉えている橋本さんの思いが、プリントを通じて皆さんに伝わることを切に祈ります。

Photo_2

「まばたき」写真に自身の動きを重ねてくれた橋本さん。私もこれからは、ネガティブな「諦め」ではなく「明らめ」の方を使いたいと思います。

皆様のご来場を、心よりお待ちしています。
(ギャラックマ)
 

橋本大輔写真展「まばたき」の詳細はコチラ
橋本大輔さんのWEBサイトはコチラ

 

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