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2013年03月04日 | Posted by けんたむ

ファインアート紙を使いこなす一番の近道は失敗です。その2

こんにちは。けんたむです。

先日のエントリーに続いて第二弾、実践編といきましょうか。まずはフレスコジクレーを試してみたなりの感想でもお伝えしたいと思います

顔料は色の定着が染料に比べて早いとはいえ、このプリントの善し悪しを判断するのは1日以上寝かせてからのほうが良さそうです。フレスコジクレーの公式サイトでも明らかにされております通り、漆喰の炭酸反応によって特に暗部の階調が時間の経過とともに変化します。プリントして「ちょっと潰れてんなー」と思ったら翌日に「あれ?階調が復活している・・?」と粘りが見受けられました。使いこなすのにはクセがあって難しいですが、私が使ってみたTypeSは奥行き感が自然で、思わずプリントに目を近づけてそのトーンの美しさに自惚れるほどの出来栄え。複写ではガッカリされてしまうので、あえて結果は掲載しませんが、ご了承ください。

さてタイトル通り、最良の1枚をモノにするまで、このよう時間の経過で仕上がりが変化することもあって何度も失敗しました。しかし、失敗の原因は暗部の処理に尽きます。フレスコジクレー然り、ファインアート紙全般にわたって言える事は表現出来る階調が光沢紙よりも非常に狭いということをよく理解し、「暗部の階調をどのように出すか」が大事です。用紙の実力を測るために、測色機を使ってプロファイルを作るのは一つの手ですが、そこまで費用を掛けられないという方は以下の事を実践してみてください。

ヒストグラムで階調を確認する

1

▲ちょっと意地悪な階調のサンプルで。Photoshopのヒストグラムで階調を覗いてみます。赤で囲ったところに注目。見事に左端に山が寄ってしまっていますね。これではファインアート紙では潰れてしまいます。

②トーンカーブで暗部を持ち上げる

2_2

▲トーンカーブで持ち上げます。風景写真派の皆さんはここS字を作ってコントラストを作ることもあるかと思いますが、垂直に持ち上げるだけで暗部が現れてきます。すると、ヒストグラムの山が右にそのまま移動します。

の方法でプリントすると、べた〜っとした塗り絵みたいな結果になるのは防げます。ただしこれは正攻法とは言えません。用紙の特性を正しく理解する為には測色機で暗部と明部の階調のクセを掴むことが求められますが、あくまでお手軽にファインアート紙を楽しみたいという方にこの方法をお勧めします。しかし考え方次第ですが、何度もトライアンドエラーを繰り返すことでファインアート紙の暗部階調の特性を理解してマスターするというのも手でしょう。

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