2011年12月26日 | Posted by けんたむ
PXー7Vのポジフィルム調(高彩)を試す
けんたむです。こんにちは。
PXー5Vユーザーにもかかわらず、前回の記事から少しずつPXー7Vの存在が気になり始めてきて、仕事中のお昼時間(本当に昼ですよ・・笑)にコソコソと評価プリントを続けております。まあ、そんな私の姿を見るなり、「サボっとるな」とイジってくる同僚社員を横目に流しつつ。。
さて、PXー7Vに新たに色補正モードとして搭載された「ポジフィルム調(高彩)」。歴史を振り返ると、ドライバ補正で自動で、さらに綺麗に仕上がる「Epson Color」を搭載したPX−G5100があったのを思い出します。その登場から約6年。「自動で綺麗に」というコンセプトは引き継がれ、今回はポジフィルムからダイレクトプリントした色合いを実現出来るモードの登場となったわけです。
◆「ポジフィルム調(高彩)搭載に至った背景
・ポジフィルムの強いコントラスト、色鮮やかな色調を支持している写真愛好家が多い。
・多数の写真愛好家は、Photoshopでレタッチしたのち、Epson Colorの補正をオンにして、いわゆる二重補正してでも自分の好みの色合いに近づけようとしている。
・多数の写真愛好家は、Photoshopでのレタッチは楽しいと感じている一方で、レタッチの道のりが遠いと感じている。
といった背景があります。やはり、写真の歴史を作って来たのは銀塩フィルムです。その流れに逆らうかの如く?「デジタルプリントと銀塩プリントを比較される方がいますが、根本は違うんです。別物です」と、当社も色んな場所で訴えて来てまいりましたが、写真はデジタルであろうと銀塩であろうと違いは無いんですよね。デジタルでもフィルムっぽい発色を求めになられる多くの写真愛好家のご意見を素直に傾聴することになったわけです。
◆では、比較してみましょう。
では普通の「Epson Color」と「ポジフィルム調(高彩)」の違いをプリントから見てみましょう。
▲両方ともPX−7Vで出力したサンプルをスキャンした画像です。(左)Epson Color(右)ポジフィルム調(高彩)
トーンカーブで言うと、結構強めなS字を描いているようなコントラストの高さが特長です。青空は色濃く、緑はより深みを増しています。そして車体下部の暗部は完全にブッ潰れています。インクジェットプリントの大きな特長のひとつである「潰さず、飛ばさず」は、このPXー7Vにおいては破られることになったのでした(笑)でもレタッチせずともこのような色調を得られるようになったのは嬉しいですね。
さてこの記事が、けんたむにとって2011年最後のエントリーとなります。今年は東日本大震災や台風の集中豪雨による土砂災害等、忘れる事の出来ない大変な一年となってしまいました。来年こそ良き年となる事を願うばかりです。それでは皆さんよいお年を・・。
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