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« モノクロファインプリントへの道 その3 | メイン | エプソンフォトグランプリ2010 写真作品募集中です! »

2010年09月16日 | Posted by けんたむ

K3プリンターの設計思想

みなさんこんにちは。けんたむです。

K1

このブログとは別に、プロセレクションサイトのTOPページにおいて、「極める!プリントテクニック集」を公開しているのをご存知でしょうか。こちらのサイトはプロセレクションブログライターのマスターが監修し、不定期更新ではありますが、デジタルプリントを実践する上でイロハが細かく掲載しております。こちらのブログと併せてご購読頂ければ幸いです。

さて、この中で興味深い記事があったのでご紹介したいと思います。

◆「PX-5600の設計思想」

P11 エプソンのインクジェットプリンターには全ての機種において設計思想が吹き込まれております。もとい、インクジェットプリンターに限らず、世界中のあらゆるプロダクトにおいて「設計思想がない商品」は無いことでしょう。

2008年発売のPX-5600はその他のカラリオ商品の設計思想とまるで違う考えが詳しくこの項で記載されております。

◆PX-5500は「美しいモノクロプリント」を作るために出来た商品だった。

ここからはブログならではのユルい話を展開させていただきたいと思いますが、PX-5600の前身モデル、2005年発売のPX-5500をご存知の方は多いかと思います。我が家でも今なお現役で働く主力機種。でもそろそろ買い換えようかな、なんて考えておりますが・・。そのPX-5500はエプソン初の黒系3色(K3=ブラック・グレー・ライトグレー)が搭載されたプリンターで、劇的にモノクロの再現がよくなりました。さらに遡ってPX-5500の前は2002年発売のPM-4000PX。こちらをご使用の方も多いと思います。(ブラック・グレー)の2色の黒系インクが搭載されておりました。

Img0005327011 

▲2005年発売のPX-5500。初めてK3インクを搭載したモデルです。

エプソンとして初めて「モノクロプリントを実践しよう」とプロモーションを打ち立てた機種がPM-4000PXでもあり、当時このプリンターを使ってモノクロを印刷するためにカメラ雑誌社さんからテクニック集がいくつか出版されていたのを記憶しております。

Img0001185021 

▲2002年発売のPM-4000PX。

しかしながら、黒系2色ではカラーバランスが時折安定せず、特に青転びに悩まされました。入社当時、店頭で配布するサンプル印刷のレタッチを担当していた私は、モノクロプリントを完成させるまでにPhotoshopで何層ものレイヤーを重ねて試しプリントを何枚も出力して、やっとこさ一枚出来上がる状態でした。完成した作品は満足できる結果でしたが、そこに至るプロセスにおいて疲れ果てたのは事実です。

◆銀塩のモノクロを出したかった!

PM-4000PXで、モノクロプリントに対する一定の評価を得たものの、開発陣は「もっと銀塩に近いモノクロを」という目標を打ち立て、モノクロプリント重視の設計思想を鮮明にしてPX-5500の開発に着手。結果、K3インクが生まれ、現在のPX-5600のようにニュートラルなモノクロが実現可能になりました。

◆けど、カラーは「おまけ」ではありません。

PX-5500・PX-5600は決してモノクロ一筋で開発を進めていたわけではなく、カラープリントのカラーバランスも安定するよう、その両立を図ってLUTの作りこみを進めました。K3インクがなぜカラーバランスが安定するかについては、以前の記事:「PX-5600はいい!けど万能ではありません」をご覧くださいませ。

設計思想・・・これが将来どのようにブラシュアップされていくのか、今後も楽しみに待っていてください!

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関連記事:PX-5002・5600とPX-G5300の色傾向の違い

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