カレンダー

« 2017年11月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
RSS FEED

« 名古屋でフォトイベント開催しま~す! | メイン | 今週の土日、ニューフォトフォーラムが東京・秋葉原で開催! »

2009年03月17日 | Posted by けんたむ

街角を独自の手法で表現する写真家、佐々木啓太さん

みなさん、こんにちは。けんたむです。

フォトグラファーズレポート第5弾は街角写真家の佐々木啓太さん。私自身、休日は街角をぶらり散策しながらパチりと撮る事があるので、佐々木さんのお話はとても勉強になり、撮影に臨むスタイルがとても参考になりました。

S1 〈佐々木啓太さんプロフィール〉

1969年 兵庫県生まれ

1998年 日本写真芸術専門学校卒業

貸スタジオ勤務、写真家のアシスタントを経て独立。現在はデジタル作品を中心に活動中。

Webサイトはコチラ

++++++
 

ー街角の写真は街の中でまとめるー

けんたむ:「ご自身が撮影される写真を「街角写真」と呼んで作家活動をされていますね」

佐々木さん:「そうですね。自分の行ってみたい場所に出かけて、そこでスナップした作品が多いので、そう呼んでみています。でも実は撮影する場所は都内近郊が多いんです。最近はお台場や横浜といった湾岸エリアをよく撮りに行っています」

2

▲お台場に夕陽が沈んでいく写真です。画面では分かりづらいですが、暗部が絶妙なトーンを残して街角の雰囲気を克明に映し出しています。

けんたむ:「街の中を撮るといってもたくさんの手法だったりテーマがあると思いますが、佐々木さんはどういった街角なんでしょうか?」

3 佐々木さん:「街は私たちが仕事をしたり食事をしたりといった生活の舞台になっている場所ですが、改めて見てみると普段は見落としていたり、見慣れすぎて意識にも引っかからないでいるものって多いですよね?これはたぶん誰にも共通していることだと思います。僕の撮る街角は、見慣れた景色の中から「あれ?こんなものがここにあったんだっけ」とか「見慣れているものなんだけどなにか別の物のように見えてくる」といったものを見つけてきて写真で表現しようというものです」

ー作品の表現方法ー

けんたむ:「確かに普段見慣れている光景でも、そこに「何か」が存在するにも関わらず、通り過ぎてしまうことはよくあることかもしれません。表現方法ですが、銀塩の時と変わってきたこととかありますか?」

佐々木さん:「現在はデジタルでカラー作品を撮ることが主ですが、以前モノクロでやっていた時からこの作品スタンスは変わってませんね。僕の写真は色があっても無くても、見せたいものだったり伝えたいものはあまり変わりませんから。僕が追っているものって「光を撮る」ってことなので、それが自分の納得いく形でプリントとして完成すればいいかなと思っています」

4_2

▲時折撮影に訪れるという井の頭公園で取材させていただきました。ふとした情景を見逃さないよう、周囲に視線を注ぎます。

けんたむ:「現在はPX−5500をお使いのようですね?」

佐々木さん:「そうです。買ったのはちょうど3年くらい前かな。デジタルを本格的にはじめだした頃、デジタルでもちゃんとしたプリントを作りたいなと考えるようになったんです。そこで出会ったのがPX−5500でした。写真ってプリントにしてはじめて作品になると思うんですけど、このプリンタでようやくデジタルの作品が出来るようになったって実感しましたね」

5_2

▲PX−5500でプリントされた井の頭公園の作品。作品はポートフォリオにまとめておられます。

けんたむ:「作品づくりの用紙は何か決めているものがあるんですか?」

佐々木さん:「ドイツのメーカー、ハーネミューレ社の「フォトラグ・サテン」をメインに使っています。ちょっと蝋(ろう)引きしているような風合いと、立体感が出る感じが気に入ってます。プロファイルは自分で作って、用紙設定はウルトラスムースにしてます」

ーデジタルのモノクロプリントについてー

けんたむ:「モノクロの作品をデジタルでプリントをするということはされているんですか?」

6 佐々木さん:「それはやっていませんね。モノクロに関しては、個人的にはデジタルよりフィルムの方がいいと思ってる部分がまだあるんです。それは、僕がモノクロ写真で好きな「黒の中の黒」と「締まり」、そしてそこからグレーに移る階調を表現するのはまだデジタルではなくてフィルムの方がしっくりくると思っているからです。ですがこれは決して劣ってるということを言っているのではありません」

けんたむ:「フォローありがとうございます(笑)」

佐々木さん:「デジタルとフィルムのモノクロ写真は絶対に違うものだと考えているのですが、デジタルのモノクロ写真の場合、まだ僕が見出せる美しさの立脚点がまだ確立されてないというのもあります。スキル的に不足している部分も当然あると思います。ですから今はカラーだけで作品を作って、モノクロはフィルムという風に分けて考えています」


7

▲こちらも井の頭公園入り口付近を撮影した夜のスナップ。夜においても街角に潜んでいるあらゆる対象物を潰す事無くそのトーンを浮き彫りにしております。

++++++

普段見慣れた光景でも、別なもののように見えるシーンを見逃す事無くその瞬間を写し取ることは非常に難しい作業です。それを実践するためには、我々アマチュアはカメラを普段から持ち歩く事で目を研ぎすませる訓練が必要なのかなと思いました。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/311439/18640797
<トラックバック時のご注意、必ずお読みください>
○トラックバック送信を行うと同時に、トラックバック先であるエプソンプロセレクションブログの記事へのリンクを本文に挿入してください。トラックバック先へのリンクがない記事の場合、セキュリティ機能によりトラックバックが受け付けられない場合がございます。
○トラックバックの反映に時間を要する場合がございます。

○公序良俗に反するブログのトラックバックについては削除させていただくことがございます。

このページへのトラックバック一覧 街角を独自の手法で表現する写真家、佐々木啓太さん:

最新のトラックバック

トラックバック一覧