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2016年05月20日 | Posted by ギャラリーチーム

エプサイト スポットライト対象展 香川美穂写真展 「Polar Smile」

こんにちは
エプサイトでは只今、香川美穂さんの写真展「Polar Smile」を開催中です。

香川さんの作品の舞台は南極や北極圏といったいわゆる「極地」。厳しい自然の中を生きる動物たちの豊かな表情をとらえた作品です。
また、こういった壮大なネイチャー作品としては珍しく、プリントに使われているのは和紙。香川さんの地元・徳島県で生産されている阿波和紙(アワガミファクトリー製)です。香川さんの作品のスケールの大きさ、また優れた撮影技術と合わせ、和紙での表現という点にも高い評価が集まり、今回エプサイトのスポットライト対象展に選考されました。

香川さんは「旅をする人」です。昔から旅が好きで、デザインの仕事や、時には英会話の先生の仕事をして、お金を貯めてはあちこちを旅してきたそうです。これまでになんと46ヵ国、184もの都市を巡っているとのこと。
そして、今回の作品の舞台となった極地には、2006年に南極へ行ったのをはじめに、これまでに12回も訪れました。

Dscf3804_3▲ギャラリー表ガラスショーケース内。 このモフモフの動物たちを見てギャラリーに吸い寄せられるように入ってくるお客様が今回多数おります。

ホッキョクグマ、ペンギン、アザラシ、、 香川さんの写す動物たちはどれもこれも本当に、本当に、カワイく、見るたび私も悶絶しております。 実際には、マイナス30度、10メートルの風が吹きあれるような猛烈な寒さ、身の危険と隣り合わせの厳しい環境のなかでの撮影なのですが、そういったことを全く忘れてしまう、優しさやあたたかさが、香川さんの作品からは伝わってきます。

香川さん:最初は全く上手く撮れませんでした。写真の勉強はデザインの学校に通っていたときに少しやったかな、、という程度で、機材のことも、良く知りませんでした。北極圏では体感マイナス40度にもなりますから、カメラも凍るし、とにかく寒い、バッテリーは10分ともたない。レンズは焦点距離が足りない。撮れたのは失敗写真ばかりでした。
あらためて、機材も防寒の装備も準備万端して行ったら、今度は動物たちと会えない、なんてこともありました。
極地での撮影はたしかに大変ですが、動物たちと会えたときのうれしさはそれを上回ります。ただうれしくて、目の前の光景に夢中になって撮っています。

作品のあたたかさは、まさに香川さんの動物たちに対する気持ちそのものですね。
一方で、極地での厳しい現実を目の当たりにすることもあるそうです。

香川さん:極地の動物たちは厳しい環境になんとか体を適応させて、ぎりぎりのところで命をつないで生きています。日頃便利な生活の中にいる私たちは命があるのがあたりまえのような気になってしまいますが、極地の動物たちは全く違う。一瞬一瞬を本当に懸命に生きていてます。 そんな動物たちの姿を目の当たりにすると「命」や「生きる」ということを強く意識させられますし、尊敬の念を抱きます。
自然は大きく厳しく、私たち人間などかなわない。 一方でもろい一面をはらんでいるのも事実です。昨今極地の環境問題が取りざたされいますが、それは私たち人間の活動と無関係とは思えない。現地に足を運び、現状を目の当たりにし、気づいてしまったからには何かしらの形で返したい。 
一途に生きる動物たちの表情は本当キラキラしていて、とてもカワイイ。カワイイものは守りたいと思うものですよね。自分にできることは何か、そう考えたときに、展覧会をしたいと思いました。この作品が、極地の今の環境やそこに生きる動物たちの命について、何か考えていただけるきっかけになれば、と思っています。

話は変わりまして、本展は「和紙での表現」また「展示の仕立て」という点でも、見せ場が満載です。

Redscf3817
▲ギャラリー内の様子 ギャラリー奥には南極の氷山。絶景が広がります。 アワガミファクトリーの楮(こうぞ)、ロール紙を10本短冊状にして壁面いっぱいに吊るしています。この飾り方はエプサイトでは初の試みです。超大型作品ですがスリットが入ることで圧迫感がなく、風が通り抜けるような爽快さが感じられます。 和紙と侮ることなかれ、ものすごく透明感のあるプリントです。

Redscf3918▲大判とスクエアの作品は手すき和紙、「びざん」。 耳のところまで全面プリントしています。 動物たちのふわふわの毛並の表現、雪の質感 こういうところ「びざん」はやはりスゴイです。

Redscf3929▲ペンギンの赤ちゃんのお腹、毛並のこのモフモフ感(泣 この作品に悶絶する方多数です!!

Redscf3926▲A3ノビサイズはアワガミファクトリーの「竹和紙」です。プリンターはSC-PX5VII。 竹和紙もいいですねー プリントがインクジェットプリントだと知ると、「えー 和紙?すごくキレイに出るんですね」と驚かれる方もいらっしゃいます。

Redscf3924▲香川さんたっての希望でいわゆる「浮かせ額」風となっております。無垢の木枠が作品の内容と合ってます

Redscf3790_4▲香川美穂さん ギャラリー内で。 
この春までNHK徳島放送局のアート部にお勤めでしたが、次の旅に向けてきっぱり辞めてしまったそうです。香川さんはあくまで「旅の人」。 写真家になることを目指しているのではなく、旅の現場で感じたことを伝えるための一手段として、写真という表現を使っている、そう笑顔で話されていたことがとても印象的です。

香川さんに次に訪れたいところをうかがってみました。

香川さん:この写真展で一段落という思いもありますが、やっぱり極地に行きたいですね。ロシアやアラスカなどまだ行けていない場所もたくさんありますので。自然があってシンプルなところ、そしてやっぱり私は白い世界に惹かれますね。寒くても。

自分の気持ちにまっすぐで軽やか。香川さんのこれからの活躍も応援していきたいです。

ギャラリーではプリント作品のほかに、写真集やポストカードの販売も行っております。どれもかわいくてたまりません、この場ですべてお見せできないのが残念!!
ぜひみなさん、香川さんの作品に会いにエプサイトにお越しください。お待ちしております。

(オギー)

エプサイト 香川美穂展「Polar Smile」

PS:
香川美穂展で使用している和紙の製造・販売元であるアワガミファクトリーさんにも、本展をブログでご紹介いただきました。
アワガミファクトリーだより








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2016年05月02日 | Posted by ギャラリーチーム

エプサイト「ILFORD GOLD FIBRE SILK(ゴールドファイバーシルク)」実感キャンペーン

みなさんこんにちは ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。

エプサイトでは只今三好和義さんの写真展「楽園の跡 軍艦島」を開催中です。まだご覧になっていない方、連休中もエプサイトは日曜日以外は通常営業していますので、ぜひお越しくださいね。 エプサイトは西新宿のオフィス街にありますが、連休中はいつもと違い人の数も流れもゆるやか。 ゆっくり作品を鑑賞いただけます。

さて、エプサイトでは先日このブログでもご紹介ましたが、今回の展覧会の会期に合わせ、三好和義展で使用しているILFORD(イルフォード)社の高級バライタ紙GALERIE Prestige GOLD FIBRE SILK(ギャラリープレステージ ゴールドファイバーシルク)をエプソンプロセレクションシリーズのプリンターでプリント体験できるキャンペーンを行っています。

ギャラリーでハイクオリティープリントをご覧いただくだけではなく、三好さんが展示作品制作のために実際に使用したプリンターや用紙をお客様にもぜひ体験いただきたく、始めたのがこちらのキャンペーンです。

三好和義展連動イベント
ILFORD(イルフォード)GALERIE Prestige(ギャラリープレステージ)
GOLD FIBRE SILK(ゴールドファイバーシルク)実感キャンペーン(参加無料・事前予約制)

【三好展制作機器のおさらい】

<プリンター>
エプソン SC-PX3V (A2ノビサイズ対応 顔料8色プリンター)

Scpx3v_1▲三好和義さんにご自宅で愛用していただいるこのSC-PX3V、エプソンプロセレクションシリーズのフラッグシップモデルとなります。三好さんには「黒の表現が力強い」と評価いただけました。またマット紙や和紙など、これまでも様々な用紙で作品を発表してきた三好さんは使い勝手も細かくチェック、「給紙がしやすくなった」とおっしゃってました。オプションのロール紙ユニットを装着すれば、ロール紙で長尺プリントも出来ます。


<用紙>

ILFORD GOLD FIBER SILK(ゴールドファイバーシルク)
Ilford_2
▲従来の写真印画紙と同じバライタベース紙にインクジェットコートを施しています。「バライタ調」、「バライタ風」ではなくこちらは本当の「バライタ紙」。 紙の白色がとても上品です。繊細なディテールの表現が得意で、モノクロはもちろんのこと、顔料インクとの組み合わせで広色域を再現できますのでカラープリントもお勧めです。


先月4/22(金)、4/23(土)はサービスDAYということでイルフォード社製用紙の販売元である(株)ジェットグラフさん、またイルフォード・ジャパンさんからもアテンドの応援をいただきまして、プリント実感キャンペーンを行いました。

Il03▲プリントはオペレーターがマンツーマンで応対。 この日はプリンターはSC-PX3Vと同じインクシステムのSC-PX5VIIを使用し、ご自身のデータでプリント体験いただきました。 カラー、モノクロ、みなさんそれぞれお気に入りの1枚をお持ちいただいたようです。結果にドキドキ

ちなみにプリント時に使用したアプリケーションはエプソンの「Print Layout」。実はこのアプリ、こういったエプソン純正紙以外の用紙を使うとき、とっても便利なんです。 「用紙種類」→「カスタム用紙種類設定」で使用する他社用紙の情報を登録しておくことができます。

Gfs3▲「Print Layout」の「カスタム用紙種類設定」の画面。このように用紙名、iccプロファイルや用紙の厚みなどを登録します。

Gfs2_2▲一度登録すれば、このように「用紙種類」の選択肢に名称が反映され、用紙の厚さ、iccプロファイルも自動で読み込まれるので、いちいちややこしい設定をしなくて済みます。 何よりプリントの誤りを防げるのがうれしい。

さて、プリント設定が終わり、次は給紙です。この用紙は少し厚みがあって若干コシも強さもあります。通常の給紙口からも給紙できないこともないですが、今回は「SC-PX3V」や「SC-PX5VII」に搭載されている「前面手差し(ファインアート)」から給紙を行います。

ここでワンポイントアドバイス
「前面手差し(ファインアート)」・給紙のコツ

給紙するときは、少し角度をつけて、斜めから浮かせてトレイに滑らせるように入れると上手くいきます! 

Il08▲このようなカンジです。

Il09▲下から見た図。トレイに対し若干浮かせて斜めの角度から滑らせるように入れます。 こうすると引っかかることなく給紙できます。

さてさて、そんなこんなで無事プリントが終わり、参加いただいたみなさんからは
「黒の質感、光沢感が程よい」
「発色がとても鮮明に感じられました。人肌の質感などもきれいに出ています。紙の白色度も違和感なく感じました。」
「ハイライト部まで描き出してくれる色域の広さとやさしい生成りが自分の写真にマッチするので気に入りました。」
「落ち着いた感じで思った以上。紙の手触りも良い。」
などなど。 
やっぱりプリントは実際試してみないと「どこうがどう良いのか悪いのか」「自分の写真に合っているのか」わかりませんよね。 

4/22、23の「サイズ&枚数アップDAY」は終了しましたが、このキャンペーン、まだまだお申込みいただけます!
しつこいようですが、エプサイトはゴールデンウィークも日曜日を除き、祝日は通常営業しております!! 予約もまだまだ空いております!! 絶好のチャンスです!!!

せっかくですので、ぜひみなさんもこの機会に「エプソンのプロセレクションプリンター」x「ゴールドファイバーシルク」の組わせを体験、実感してみてください。 事前予約制ですので、まずはエプサイトにお電話を!

話は変わりまして、キャンペーンの2日間、ご参加いただいた皆様に、イルフォードのギャラリー・プレステージシリーズ全23種類の用紙の中から、好きな用紙、あるいは使ってみたい用紙を選んで投票いただきました。

Il02▲紙が違えば表現も違う、だから面白いんです。 私たちもワクワクしつつお客様の投票を見守りました!

結果を発表!

3位 同率で並んでなんと5種類!!

 <ファインアート バライタ>
 ●Gold Fibre Gloss (ゴールドファイバーグロス)
 ●Gold mono SILK (ゴールドモノシルク)
 
今回、ご参加いただいたお客様にはバライタ紙が人気でした。「しっかり色が出るのに派手にならない」など、発色を保ちながらも落ち着いた雰囲気なのが人気のようです。

 

 <ファインアート マット>

 ●Fine Art Smooth 200gsm (ファインアートスムース)
 
 ●GOLD Cotton Smooth (ゴールドコットンスムース)

マット系では、テクスチャーのある用紙よりも、スムースな表情のほうがみなさんお好みのようです。

 <フォトペーパー>
 ●Smooth High Gloss (スムースハイグロス)

こちらは実は紙ではなくPETベースのフィルム 非常にツルっと光沢感がありますが、フィルムでも自然な白色なのがみなさんの評価を得たようです。顔料インクで今以上の光沢感をのぞまれる方におすすめしたいです。
 

2位  
<フォトペーパー>

 ●Smooth Pearl (スムースパール)

半光沢の上品な用紙。こちらも発色の再現性と落ち着いた雰囲気との両立で人気を博していました。

1位
<ファインアートバライタ>
 ●Gold Fibre Silk (ゴールドファイバーシルク)
 
1位はダントツの票差で今回みなさんにお試しいただいたゴールドファイバーシルクでした。実際試していただいたので、より良さが伝わったのでしょうか。納得です。

そんなこんなで盛り上がった(?!)この投票ですが、実際イルフォードブランドを取り扱うジェットグラフのみなさんはどの用紙が好きなのでしょう。。。。 「紙のプロ」たちの目線を知りたく、今回はお仕事は忘れ、あくまでも「個人の好み」という視点で好きな用紙を選んでいただきました。

Il04イルフォード・ジャパンの川嶋さんとジェットグラフの関さんはお二人そろってSmooth Pearl (スムースパール)を選ばれました。 

関さん:落ち着いた半光沢の表面質とナチュラルな白色、何より色の再現域がすごく広く、本当に使いやすい用紙なんです。RCベースの紙の中では個人的に最高級だと思っています。こんなに優れた紙なのに、比較的お求めやすい価格なのも魅力です。あらゆる面でお値段以上の実力を発揮してくれる紙で、ダントツお勧めです。

川嶋さん:私の場合、はじめから直感で「この紙はいい」って思っていました。理屈抜きで好きなんです。

紙のプロに「直観で好き」と言わせるとは、、 みなさんの人気投票でも2位に入りましたし、大注目の用紙ですね。 

Il06続きまして、ジェットグラフ(株)の清水さんはGold Fibre Gloss (ゴールドファイバーグロス)

清水さん:実はこの紙を日本で初めてプリントしたのは僕なんです! 昨年無事販売することができ、しかも今年「TIPAアワード2016 ベストインクジェットフォトペーパー」にも選ばれました。僕にとっては非常に思い入れの深い用紙です。この紙はイルフォードブランドでは「ゴールドファイバーシルク」、「ゴールドモノシルク」についで第3番目のバライタ紙。グロスの強いこの紙が加わることで、みなさんの選択肢も増えてたのではないかと思っています。

そうたっだのですね! どんなことでも自分が日本で初めてのことに携わるって、、、すごいですよね。
そして、TIPAは世界15か国・27の写真・映像専門誌で構成される団体。この業界を知りつくす世界中の厳しい目を持つ記者たちに選ばれるのは、とっても光栄な事ですよね。

Il05最後に取締役、販売推進本部の高柳部長はSmooth Cotton Rag (スムースコットンラグ)
こちらはコットン100%、スムースで非常に滑らかなペーパーです。

高柳部長:こういった画材紙に写真がプリントできるのはインクジェットだからこそ。 上質な素材で表現は落ち着いていながらも解像度はしっかりあります。そういった意味ではこの紙は王道。 実は欧米でファインアートアート紙と言えばこういった画材紙が主流ですが、日本ではようやく認知されてきたところなので、これからもっと魅力を伝えていきたいです。

うーん、、こういったトラディショナルなアートペーパーを選ぶあたり、さすが紳士です!
しかし、みなさんそれぞれの思いがあって、聞いてみると面白いものです。 みなさま、ご協力いただきましてありがとうございました。

最後になりますが、こういったさまざまな用紙で写真表現を楽しめるのはインクジェットだからこそ。今は魅力的な紙がますます増えて、表現の幅が確実に広がっているのを実感します。
プリンターもエプソンでは「SC-PX3V」や「SC-PX5VII」といった機種は、こういった他メーカーの用紙を使用する際にも使いやすいように工夫されています。 
みなさんにもぜひ、自分の表現に合う紙を見つけて、もっと作品づくりを楽しんでくださいね。

エプサイトにはプリンターや用紙、またプリント制作に詳しいスタッフがおりますので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。みなさんの作品制作に役立つ情報が見つけられるかもしれません。

みなさんのご来場を心よりお待ちしております。

(オギー)



 



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2016年04月28日 | Posted by マスター

色調整に便利!EP-10VAの「色補正一覧印刷」

ども。マスターです。

4月はエプソン社内でも異動があったりとあわただしい時期ですが、 わたしは相変わらずフォトのイベント・セミナーを担当をさせていただいてます。 本年度もよろしくお願いします!


さて、長くこういうお仕事をしてますと、 その時々の写真のトレンドをお客様から教えてもらうこともあって勉強になるのですが、 一方で何年経ってもやっぱりよくいただくご質問、というのもあったりします。

代表的なのは、コレ。


「パソコンとプリントの色が合わないんですが・・・」


SC-PX5VⅡなどのプロセレクションをお使いで、ご自身でレタッチ・調整をされている方なら

 ●プリント設定(最近はPrint Layoutが出て楽になりましたね)
 ●モニター
 ●光源

まずはこれらをチェックしていただくようにご案内しています。(詳細はコチラ

そして、

Image_10va_2

もしEP-10VAをお持ちならお試しいただきたいのが、今日ご紹介する「色補正一覧印刷」機能。

【「色補正一覧印刷」とは?】

もともと多くのカラリオプリンターにはパネル操作だけで写真を調整・プリントする機能が備わっていますが、液晶画面だけでなく、実際のプリントで調整度合を確認するのがこの「色補正一覧印刷」です。(EP-978A3など「ときどきA3」のカラリオも対応。モノクロもできるのはいまのところEP-10VAだけです)

Image_hosei_4
明るさ・コントラスト・色調などの調整によるイメージの変化が、段階露光のように並べて一覧でプリントされるため、自分の思い描く仕上がりに近い設定を直感的に選ぶことができます。

つまり、「このプリンターでこのくらい調整するとこういう結果になりますよ」というテストプリントをベースに最終的な仕上がりを決められるため、やみくもに調整を繰り返したり、「色が合わない」と悩むことがないというわけです。
レタッチソフトや本格的なモニターを導入するのはまだ早いけれど、仕上がりにこだわりたい、という方にも便利なのでたくさんの人にゼヒ知っていただきたい・・・!


 

【「色補正一覧印刷」機能を使ったワークフロー(カラーの場合)】

実際に「色補正一覧印刷」機能を使って写真の色を調整する場合は、大まかに次のようなステップになります。

Original_2▲元画像。



<1.「色補正一覧」をプリント>

写真の調整を始める前に、まずは調整パターンの一覧をプリントします。(サイズはA4かA3が選べます。個人的には、絵柄を確認しやすいA3サイズがおすすめ)

<2.一覧を見ながら、イメージに近い設定値を探る>
真ん中(プラスマイナス0)の縦列が撮ったままのデフォルトの状態。それに対して左右に広がる横軸は、上から明るさ・コントラスト・彩度の変化を示していて、下の3列が色調のパターンです。

Image_1_▲プリントした感じだと明るさはこのままでもOKそう。ただ、少しねむいい印象だったのでコントラストはプラスに。撮影時のホワイトバランスが狂っていたのか、プリントでは<色調補正(ブルー)>が「-2」くらいにしたほうが、シックな雰囲気と相まってちょうどよさそうな感じ。。。といったように設定を考えていきます。

<3.テストプリントする>
設定の検討をつけたら、小さいサイズでもよいのでいったんテストプリントしてみます。

Image_3▲この時、写真と一緒にプリントされる設定値は、あとから微調整が必要な時の目安になります。テストの結果がよさそうだったら、調整した状態の写真をメモリーカードに保存します。(元データとは別名で保存されます)

<4.余白を調整して、本番用にプリント>
フチなしにするのか余白をつけるのか(どのくらい?)だけでも写真の印象は変わります。これもパネル操作で調整して、最終的な本番プリントを行います。

デジタルのワークフローが一般的になって久しい昨今、調整前から「プリントで確認する」という感覚を新鮮(もしかして面倒?)に感じる方は多いかもしれません。でも、これから本格的に写真を始める方には、スキル向上のためにぜひプリントの癖をつけて欲しいなぁと思っています。

というのも、私自身撮影に夢中になっていた学生時代を振り返ると、暗室作業を通じてようやく自分の写真を客観的に見ることができたなぁという記憶があるから。

「どう撮影すればどういう色に仕上がって・・・」とか、「いつも右下がりで撮るクセがあるな」とか。
撮影するだけでは意外と気づきにくい失敗も、プリントのワークフローの中では発見できるチャンスが結構あると思うのです。

ということで。「色補正一覧印刷」、ぜひお試しください~

でわでわ。

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