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2017年11月09日 | Posted by ギャラリーチーム

エプサイト 高木あつ子写真展 「片品村のカヲルさん」

みなさんこんにちは 秋ですね~ 食べ物もお酒もおいしい季節で止まらないですね~♪

さて、エプサイトではただいま高木あつ子さんの写真展「片品村のカヲルさん」を開催中です。 

_mg_0320x▲展覧会のメインビジュアル。カヲルさんは御年90歳。群馬県片品村で生まれ、この地で炭焼きの仕事をして暮らしています。この展覧会は高木さんが10年近くの歳月の中で触れ合い、感じてきた「カヲルさんの世界」をカタチにしたものです。

高木さんはフリーランスのフォトグラファーとして活躍されています。webサイトを拝見すると郷土のお料理や暮らしに関わるものも、また自然の中で働く人々を取り上げたものが多く、誠実であたたかな写真がたくさん目に飛び込んできます。

 

高木さん:仕事で農業関連の雑誌に携わっています。日本全国のいわゆる「農山村」に出向くと、カヲルさんに限らず、本当にすごい人がいっぱいいます。 風土の中で生まれ自然の中で知恵を得て、仕事をし、生活をする。取材に行くたびにいつも「自分たちは何も知らないんだ」という気持ちになります。

 

高木さんが、カヲルさんと出会われたきっかけをお聞きしました。

 

高木さん:片品村に移住した友人がいます。彼女は炭を使ったアクセサリーを作っているのですが、「炭焼きの仕事をしていて、麹と味噌も作っている、面白いおばあちゃんがいるよ!」と教えてくたのです。各地の農山村をまわる中、おばあちゃん達の世代は戦前から戦後を通して生きてきた最後の世代だと感じていて、その人たちの技を記録しておきたいという思いがありました。

ギャラリーには高木さんが写真に収めたカヲルさんの8年間が凝縮しています。 炭切りの仕事の他に、春には麹を仕込んで味噌造りを始め、夏には家庭菜園。巡る季節に寄り添いながら仕事をし、生活を営むカヲルさん。時には仲間のおばあちゃん達とラーメンを食べにいったり、、、 いきいきと、その姿が写真から立ち上ってきます。

 高木さんが、カヲルさんに惹かれたポイントについてお聞きすると、「優等生なおばあちゃんでないところ!」との言葉が返ってきました。

 

高木さん:カヲルさんを見ていたら、もっと肩の力を抜いて向きあっていていいんだ、完璧じゃなくていいんだ!と思いました。

高木さんには23歳、19歳、12歳の3人のお子様がいらっしゃいます。

 

高木さん:だからこそ、女の人の生き方に興味があります。 自分も仕事をして子育てして、もう日々いっぱいいっぱいで色々と悩むこともあります。

でも、おばあちゃん達を見ていると、自然とそんな悩みを解決できるんです。あーそうなんだよなあーと。 おばあちゃん達に自分の悩みをずばりを聞いたことはないんですが、その姿を見ていてるだけで勝手にそう感じてしまうのです。

 

お話をうかがって、この作品は高木さんだからこそ撮ることが出来た作品だとあらためて実感しました。「完璧でないけど、日々暮らしの中で繰り返すことで培っていくもの。その大きさに心を動かされる」と言う高木さん。作品を拝見していていると、働くこと、生活を積み重ねることの尊さが胸に沁みるようです。 世のおばあちゃん達は偉大です!

ちなみにギャラリー内にはこんなものも設置されております! 高木さんが撮影で携わる雑誌「うかたま」に連載中、その名も「カヲル婆さんのいーからかん人生相談」!! カヲルさんのおおらかなお人柄がしのばれるような内容で、必見です!

Photo▲「いーからかん」とは片品の方言で「いいかげんな」という意味だそうです。読者の悩みに対し、カヲルさんのおおらか且つ、真理をついた回答にタジタジ。 「美人はみんな胸元を出してる。(カヲル)」!!! カヲルさんのファンにならずにはいられません!

話は変わって、高木さんに作品をプリントにし、写真展という形で発表することについて、お聞きしました。

高木さん:デジタルとwebの時代だからこそ、プリントを見ていただく写真展に意味があると思っています。

ギャラリーの空間を自分の好きな写真で埋めていいし、プリントのサイズも自分の思うままに出来ます。作品によって、いろんな表現、空間にできるのがいいですよね。

写真は2次元の表現で、いつも現場では「この空間を丸ごと閉じ込めたいのに!」と、悩ましかったのですが、写真展は2次元以上の表現ができると思っています。

Photo_2▲ギャラリー内で高木あつ子さん(左)と一緒に畏れ多くも記念撮影させていただきました。ギャラリー両端に置かれた炭はまさにカヲルさんの家にて焼かれたものです。 カヲルさんも高木さんも、仕事をしながら、暮らしを紡ぐ女性として、本当に眩しいです。

ようやく最近子育ても落ち着いてきたという高木さん。 少し余裕も出てきて、今は「
もっともっと写真を撮りたいし、いっぱい出したい!」というモードに入っているそうです。 これからのご活躍がますます楽しみです。

ギャラリーで、カヲルさんと高木さんの世界にどうぞ触れてみてください。 
高木さんの写真展は11/16(木)まで。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(オギー)

エプサイト 高木あつ子写真展 「片品村のカヲルさん」

 

高木あつ子さんWebサイト
https://www.atsukotakagiphoto.com/

 

 

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2017年10月30日 | Posted by ギャラリーチーム

エプサイト 津田隆志写真展 「mirror / river」

みなさん こんにちは
エプサイトでは只今、津田隆志さんの写真展「mirror / river」を開催中です。

実はエプサイトの公募展は、今年の春に一部規約を改定。
展覧会の開催期間を半年ごとに区切り、その期間で最も優れた展示作品をピックアップ、優秀賞を授与することになりました。
今回の津田さんの展覧会から、この規約が適用されます。津田さんの展覧会を皮切りに、来年2月までにエプサイトで開催される6つの展覧会が、賞の選考対象となるのです。第一回目の優秀賞の発表は来年の3月を予定。これから2月にかけて続々と開催される写真展がそれぞれどんな展示になるのか、我々スタッフもドキドキしつつ見守っていきたいと思っています。

さてさて、津田さんの今回の作品、「mirror / river」をご紹介しますね。

20171020_▲「mirror / river」は、都市と川の関係をテーマにした作品。 両者を写し鏡の関係に例えています。

Pa261026▲ギャラリー内の様子。プリントと映像、それに鏡を組み合わせての展示となっております。 

ギャラリー内作品は津田さんの住む愛知県の「堀川」という川を写しています。堀川は名古屋城から都市部を流れ海まで続いているそうです。

津田さん:都市が繁栄すると川が汚れていくという、都市と川の関係は合わせ鏡のようにも例えられます。 心理学的には「反射は真実を写す」というけれど、川の表層に写る都市はどのように見えるか?都市の汚染が写るのか?負の要素は写るのか?そんな疑問を感じたのです。

作品を作る際の津田さんの姿勢は、津田さんのウェブページにあるステートメントによく表れています。以下引用させていただきますね。

「常識や当たり前といった、広く正しいとされる概念に対する違和感が制作の始点となります。
 “正しさ”などによって無意識的に淘汰される考えや、見過ごされる存在を制作の軸に置きフィールドワークを中心に行っています。
 既成の概念にとらわれず、自分なりにこの世界を読み解いていくこと。
 それが私にとっての制作であり、作品はその過程や記録です。」

津田さん: ギャラリー内には、映像と写真と鏡という作品を読み解くための要素が散りばめられています。作品は自分のフィールドワークの過程を表したものであり、正解はありません。ステートメントがなくても、この作品を見てくれた方々が、要素をつなぎ合わせて何かを感じてくれれば、と思っています。

Pa261044▲白い壁面には、津田さんが来年夏に埼玉県川口市の美術館「アトリア」で展覧会を行うため、まさに現在進行形で制作されている作品が展示されています。 もうひとつの「mirror / river」シリーズである、埼玉県の芝川 / 旧芝川を写した作品。フィールドワークの過程を記したブックも合わせて展示しております。このブックが個人的にはすごく面白く、見入ってしまいました。ちなみにブックの載ったこの台は津田さんが現場にて慣れた手つきであっという間に制作されました。 もちろん鏡も津田さんの手作り。 津田さんの現場作業力の高さに脱帽です。

エプサイトで行うすべての展覧会がそうであるように、津田さんの作品もギャラリーの現場に立たないと、なかなか伝わらないかと。。。 今はインターネットでどこにいても様々な情報を簡単に得られる時代。 だからこそ、津田さんのようにフィールドワークを大切にし、既成の概念にに惑わされず、ひとつひとつ、自分の目で現場を見て感じたことを作品として残していく、そういった作家をこれからもエプサイトは応援していきたいと思っています。

津田さんの作品展は、11/2(木)14:00まで。 ぜひギャラリーの現場で津田さんの作品を味わってください。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

(オギー)

津田隆志写真展 「mirror / river」










 

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2017年10月11日 | Posted by ギャラリーチーム

エプサイト 佐藤健寿写真展「WUNDER」開催中です

みなさんこんにちは エプサイトでは、ただ今写真家・佐藤健寿さんをお迎えした特別企画展を開催しております。

佐藤健寿さんは世界各地のあらゆる「奇妙なもの」を博物館的・美学的見地から追求する写真家です。これまで訪れた国は100カ国以上。 代表作である写真集「奇界遺産」シリーズは異例のベストセラーとなっております。今回の展覧会では、佐藤さんが過去10年に渡り世界中で撮影した奇妙な物や場所などを一堂に展示。ディープでミステリアス、そして美しい佐藤さんの作品世界が凝縮されております。

P9221019▲念願の佐藤健寿さんの展覧会です!設営が終わりこの会場が出来上がったときには佐藤さん共々喜びもひとしおでした。 パプアニューギニアのマッドメン、イギリスのレッド・サンズ要塞がパネルでお出迎えし、奥の壁面にはメインビジュアルにもなったロシア・ネネツ族居住区の少年を展示。 3枚のプリントでつなぎ、大きくしました。等身大よりも若干小さいですが、ギャラリーの壁面限界まで頑張って伸ばしました!

P9221018▲白い壁面には、ギャラリー内作品とは趣きを変え、風景の写真なども交えて展開。Instagramにアップされた作品もチラホラ含まれております。タイトルの文字とそのお隣、台湾・金剛宮の作品周辺はギャラリーを訪れた方々に人気の撮影スポットとなっております。。。

世界各地を飛び回る佐藤さん。旅と旅のお忙しいスケジュールの合間を縫ってこの展覧会の準備を共に進めてきました。
写真展が出来上がるまでの裏側を少しご紹介しますね。

P9120980_2▲元々エプサイトにあるプライベートラボのユーザーである佐藤さんですが、今回の展示プリントは佐藤さんのチェックを受けつつ、スタッフが仕上げました。

P9140984▲テストプリントの仕上がりを比較してチェックする佐藤さん。作品が大きくなるので細部までシビアにご覧になっております。

P9140982▲展示の並べ順を考え中。モニターを見て考えるよりも、こうやってプリントで並べて考えたほうが、効率的かつイメージがつかみやすいのです。写真展の準備はアナログ的な作業が多いのです。

P9211007▲設営時、作品の並べ順とライティングを最終チェックする佐藤さん。ちなみにギャラリー左右壁面の作品に使用されているブラウンの額は「理科室にある椅子のようなアンティークな色」という佐藤さんのイメージに合わせ、制作したものです。展覧会の細部にまで佐藤さんのこだわりが散りばめられています。

Image3▲9/23(土)に行われたトークイベントの様子。大勢のお客様にお申し込みいただきましたが、席に限りがあり抽選となってしまいました。お申込みいただいたのに参加できなかった皆様、まことに申し訳ございません。。。

「目の前にあるものがすべてではない、それを知るために旅を続けている」と語る佐藤さん。ひとつひとつの作品の背景は実に奥深く、もっともっと知りたくなります。それにしても世界は広いし、知らないことだらけです。 
ギャラリー内に設置したご芳名帳は、いつの間にか佐藤さんへのメッセージブックと姿を変えており、展覧会にいらっしゃった方々が言葉を残してくださっています。中には遠方から来てくださる方も多く、本当に感謝でいっぱいです。

さてさて、佐藤さんと言えばTBSテレビ・「クレイジージャーニー」でご存じの方も多いと思いますが、10/11(水)、10/18(水)に待望の佐藤さん出演の回が放映されます!!

クレイジージャーニー番組HP
http://www.tbs.co.jp/crazyjourney/

Aq0i0044_2▲この写真、実は今回の番組放映に先行して、ひっそりと飾らせていただいておりました。。。 いったい何の写真なのか、いよいよ謎が解き明かされます。楽しみですね~

エプサイトでの佐藤健寿さんの写真展は10/19(木)14:00まで開催しております。(日曜は休館)
また10/21(土)は大阪の「ハービスOSAKA」で行われる「エプソン ニューフォトフォーラム」の会場内に、今回エプサイトで展示した佐藤さんの作品の中から一部を除いた形で展示いたします。 大阪は、あいにく1日限りの開催となってしまいますが、大阪近郊のみなさまに、佐藤さんの迫力の作品をご覧いただけますとうれしいです。

みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

(オギー)

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